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アンテナを立て願いつづければ

約25年ぶりに昔の職場の同僚と話す機会がありました。

その同僚は話します。
「わたしが小学校6年生の時、修学旅行で法隆寺に行きました。
そのとき光輝く素敵なお坊さまが先を歩いておられました。
追い越してはならないとの思いでしたが、集合写真撮影のため
『ごめんなさい。お先に』と手を合わせました。
そのお坊さまは、にこっとほほえんで合掌されました。
そのお姿は、息をのむような美しさでした。」
「それから33年たちました。
ある日、なにげなく青山俊童尼のCDを聞いていました。
『親の生きる姿勢』というテーマの話の中で、
法隆寺で合掌してくれた娘さんの話が出てきました。
“これって、私のことー”と飛びあがったんです。」
「それから京都北山で開催された講演会で青山俊童尼に
ついに会えたのです。ずーっとずーっと会いたかったのでした。」

この話の一部始終がある紙面に3回にわたり掲載されました。
それを手に、もと職場の同僚は、私たちに話ししました。
紙面の最後の結びにこう書かれてありました。

「わずか12歳。たくさんの同級生の中でたった一人アンテナが立っていて、
私に出会えたといえるのではなかろうか。
更に大切なことは、その思いをずうっと心にあたためつづけること33年、
という有り方である。
道元禅師は『説に思うことは必ず遂ぐるなり』とおおせになり、
坂村眞民先生のお母様は『念ずれば花開く』という言葉を念仏のように
唱えながら生涯を過ごされたという。
太田久紀先生は「念仏とは仏を念じて忘れぬこと」と説明され、
「明記不忘」という表現をされた。
大切なことを心にはっきり記憶して忘れないでおけば、やがて成就するというのである。
 瞬間の出会い、それを33年あたため続け、念じ続けることにより
遂に縁が熟し、直接に講演を聴くことができ、又握手することができた・・・。
釈尊や祖師方の教えの実証をまのあたりに見る思いで、居あわせた多くの人々と
感激を共にしたことであった。(あおやま・しゅんどう、無量寺東堂=塩尻市)」

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永田廣次

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